| 観月はじめ |
| お姫様になりたい魔女 |
| 自分が男に生まれたことは間違っていると思っている。医学的にいえば。いわゆる性同一性障害の子。 自分の身体が嫌い。自分の声が嫌い(石田彰なのに!)。自分の性格が嫌い。(実は顔はそうでもない←ここが観月) セクシュアリティがはっきりしていない幼いころは、観月も天真爛漫な子だった(ごめん言い過ぎた)。しかし、幼稚園の男の子を好きになり、それがまわりに知れたとき「おかしい」とさかんに言われ、自分を取り囲む大人に不審を抱く。 観月の家は新潟の酒造元。上に姉が一人、下に弟が一人。実は不二と同じポジション。 家の仕事柄、親戚の行き来は頻繁で、正月やお盆は彼の家に親戚一同が集まる。年上の従姉が多く、正月の彼女たちはいつも綺麗なお着物を着ていた。観月もそれが着たかったが、取り合ってもらえなかった。こっそり姉さまの振袖を羽織ったら物凄く怒られ、それ以来、自分が女の子になりたいと言うことを、絶対に人に言わないようにしている。 仙台の進学校に中学から寮生活をしていたがテニスの腕を見込まれて聖ルドルフに引き抜かれる。実は寮生活の達人。シーツや毛布は支給されたものではなく私物を使用。赤澤と同室。 聖ルドルフ学園において、成績は良好。クラスでは一番。週に一回全校で行なわれるミサでは、よくソロで聖書を読む係に抜擢される。しかし彼はもちろん神様なんて信じていない。本当に主が全能なら、自分は女に生まれてきたはずだ思っている。ちなみに仏様はどうでもいい。 ルドルフに来るのには非常に迷いがあったが、自分の心と身体の乖離を両親に気付かれたくなかったし、東北の田舎よりは、東京に来た方が気持ちが楽かもしれないと思ったから。実際、ルドルフでの寮生活は比較的心地良い。実はバリバリ東北訛なのだが、根性で矯正した。でもさ、慌てた時に訛ってしまう観月ちゃんてたまらなく可愛いと思う!!方言可愛いよ!憧れるよ! テニスをはじめたきっかけは中学校に入ってから。運動神経はよかったし、身体を動かしていると無駄なことを考えなくてすむので観月にとっては救いだったのだ。テニスはあまり人と近付かないで済むし、頭を使うスポーツなので選んだ。 人に触られるのがきらい。なので、寮部屋は毎年どんな手を使っても一人になるようにしているし、部活では誰よりも早く部室に行って着替えている。風呂の時間もずらす。男子トイレを使うのは違和感があるが、もう諦めている。あまり強固に肌を見せないようにすると、逆に突付かれると言うことを知っているので、やはりいろいろ我慢しなければ生きてゆけないのだ。苦労してんな。 ちょうど第二次成長期のまっただ中なので、観月の身体はどんどん成長してゆく。それが耐えられなくて一時期、拒食性になった。しかし、それに赤澤が気付き、一悶着あった。最終的には赤澤が泣きながら観月を叱ったので普通に食事するようにはなる。でも、美容のために絶対間食はしません。 不二周介に惨敗したことはもちろん観月のアイデンティティを揺るがしたが、その時に彼を支えたのが赤澤と不二裕太。観月は自分のことを好きな人間なんて一人もいないと思っているが、実は(ごく一部に)愛されているのだ。あんた、みにくいアヒルの子じゃないんだよ! 可愛い服が好き。あの、本編で出てきたバラ模様の服はね、重ね着用なの!上に襟ぐりの大きいだぼっとしたカットソーとか合わせると、ほら!!可愛い……か?レースやバラ、アンティーク調のものに弱い。よく古着屋で服を買う。なぜなら古着屋は大抵男物と女物がごちゃ混ぜで置いてあるから。 丸井とかに出かけた時は女の子の服を売っている階をいいなーと思いながらも横目に通り過ぎる。 が。 そこでナチュラルにニットを買っていた不二周介に遭遇し。そこから新しい観月ちゃんの人生が始まる。「ていうかさ、着たい物着たらいいじゃない?ぐちゃぐちゃ悩んでるのってうっとうしいよね」という、不二周介のさくっと来る一言により、観月ちゃん、どうしても欲しい服は女物でも買えるようになりました。めちゃくちゃ悔しかったらしい。 フランス映画大好き。「アメリ」や「八人の女たちは」初日に行ったし、「僕のバラ色の人生」にいたってはビデオを秘蔵している。「僕のバラ色の人生」は何度見ても泣いてしまう。でも、観月はフランス映画が好きなことを人に話さない。赤澤くらいしか知らない。自分の好きなことや、自分自身を否定され続けてきたので本当に大事なことは人に話さないようにしているのだ。 不動峰のイブたんとは黒百合仲間。世間なんか信じねえぜって言うかそもそも世間って何よ!?くらいの鬱憤とパンクな気持ちによって結びついている。植物栽培の情報交換は欠かさない。3-6の白ユリーズなんかには負けないわっ。 乾たんとは街中であった時ちょっと立ち話する程度には仲が良い。でも絶対データの話はしない。ネタ屋同士、手の内は明かせない。でも二人とも乙女なので気は合う。 部活内では、冷酷な策士として振舞っているが、実はけっこうお間抜けだと言うことにみんなうっすら気付いている。柳沢も木更津も金田だって、観月のことは苦手だが、彼の真面目なところや厳しいところは、部活をやる上で確かに必要だと認めている。 悪者になりきるには小物なのだ。裕太に教えた身体を壊すライジングだって、元はと言えば、裕太がやりたいと言い出したことだったりする。偽悪者。 裕太と赤澤は、今まで自分が友人として付き合ったことの無いタイプなので戸惑っている。裕太の、自分を疑いも無く信頼してくれる純真さを見ると胸がつまる思いがするし、赤澤の馬鹿だけど、馬鹿だからこそ真っ直ぐに自分を好きだと言ってくれて、全て受け入れようと努力してくれているところはもはや観月にとっては理解不能の域に達している。 自分を受け入れてくれるものなんて無いと思ってきたけれど、観月は赤澤と裕太の前ではお姫様なんだよ。 二人のおかげで、観月はどうにか、自分のことを好きになれそうになってきている。 |
| 赤澤吉朗 |
| 「莫迦」という字が読めない程度に莫迦。 |
| 「馬鹿」のほうは読める程度には馬鹿じゃない。 女の子好き。合コンも誘われるとほいほい付いてっちゃう。でも、その場に行くと、自分があんまり合コン好きじゃなかったことを思い出す鳥頭。外見ギャル男だし、スポーツをやっているので、もてないこともないのだが、女の子お持ち帰りしてもそのまま何もせずに家まで送り返してしまったりする。赤澤曰く「セックスってもんは、好きあって、付き合って、キスして3回目以降のデートでするもんだ」(本気)。馬鹿の子である。むしろ私が付き合いたい。 強がっているけど本当は傷付きやすい子とか、肩が細い子に弱く、よりによって観月にはまる。ていうか、冷静になれよ赤澤。でも、思い込みが激しいので、一度好きだと思ったら性別の壁すら乗り越えてしまうほどの直球ボーイ。無駄なことを考えない(というか考えられない)性格のおかげで、けっこう人生楽しいかも知れんな。庶民。貧乏臭いところも可愛い。 いつでも一生懸命。というかいつでもいっぱいいっぱい。余りメモリーなし。 部長として尊敬を集めているかどうかははなはだ疑問だが、馬鹿正直に自分の仕事をこなしているので、いなくなったら困る、とは思われている。いのしし型の性格なので、視野が狭く、部員に気を配れていない。故に、部員たちの独立心が見事に育つ運びとなる。結果よければ全てよし!! 赤澤の性格が底意地の悪いものだったら、観月と勢力争いの一つでもしそうだが、そういうことははなはだ馬鹿らしいんじゃねえ?とけっこうさっぱりしている。視野は狭いが器はでかい。 テニスは部活一上手かったりする。あんま強そうに見えないけどね。結局、運動部において強いっつーのは最大の武器になるわけだ。金田だって、性格的には赤澤のことをかなりどうかなーって思っているけれど、素直で綺麗なフォームは追いかけるに値する。生え抜き組から部長が選ばれるということは、部員たちの気持ちからして妥当だろうが、赤澤だってボーっとしてたわけじゃない。部活がない日は必ず朝と夜ランニングをするようにしている。部室に来るのはいつも観月の次ぎか同じくらい。唯一、観月が着替える時、同じ部屋にいるのを許している男。でもね、観月ちゃん、赤沢のことが気になりだしたら、マジ拒否してんの。青春だーね。 今時、木村拓也をカッコいいと素直にいえてしまう恥かしい子。ギャル男じゃないがそっち方面にみられがちである。服を買うとき主にムラスポ。ただし、肌が黒いのは日サロじゃない。テニス焼けだ。この子、無茶苦茶焼けやすい。ちなみに、焼けていないときは、なぜかやたらと肌が黄色かった。カレー好きだからか?だろうな。黄レンジャーめ。観月的にも、黄色いよりは黒い方がよかろうと思っているので日焼け止めは皮膚癌にならない程度でよい、と許しを出している。 よく、方々のサイトにおけるキャラクター紹介や分析で、「実は」泳げないと書かれているが、いつ赤沢が、自分が泳げるといったのだろうか?まあ、実際泳げない。というか泳げるのだが、浮かない。学校の50メートルプールを平泳ぎで泳ぎきる頃には何故か水上からはその姿が認められない。陸上スポーツで筋肉しかついてないからであろうな。 ボディボードもかじったことある。「そのまんまだーね」「クスクス」と言われても、「え?やっぱ俺って、ビーチボーイなかんじ?」と、良く受け取っている。苦笑。 しょっちゅう柳沢や木更津あたりの部活連中にはめられているが、はめられていることにあまり気付かない。時々気付いてマジギレする。皆もちょっとやりすぎだったかな、とマジ反省。青春だーね(二回目)。 知り合いは多いが友達はそれほど多くない。 弟が一人。母親のことをかあちゃんと呼ぶ標準的思春期男子。エロ本見つかりそうになるとマジで焦る性少年。 インゲンが嫌い。食べた時、口の中で「キュ」って鳴ることがあるから。観月にはいまいち理解してもらえない。 映画や音楽は、主に流行ものを。カラオケではケミを歌うし、アルマゲドンを見ては泣く。観月にはいまいち共感してもらえない。でもあれだ、付き合うってことは、譲歩の積み重ねと、思いやりだからな。観月泣かしたりすんなよ。 単純馬鹿だが、その分真っ直ぐ。我らが部長、赤澤吉朗に、清き一を。 |